江別市野幌町の名物「煉化もち」

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どの地域にも、その土地にしかない“銘菓”というのはありますよね。もちろん北海道にだってたくさんあります!有名なものもあれば、知る人ぞ知る適なものまでさまざま。なので今回は、長い間親しまれている銘菓のご紹介をしましょう^^
注目したのは、北海道江別市野幌町の名物である「煉化(れんが)もち」。

レンガを形どった程良い大きさのおもちの中に、ほんのり甘いこしあんが入っているのですが、そのこしあんがうっすらと映り出て、見た目にもきれ~い( ´艸`)
創業当初の明治時代から変わらない製法で作られていて、石川啄木の紀行文「雪中行」にも登場したほど歴史のある逸品なんですよ!

ところで、“れんが”の漢字ですが、「煉化」であって「煉瓦」ではありません。というのも、食べ物に「瓦」という漢字を使うのは具合が悪いという事で、「瓦は食べられないが、瓦が化けると食べることができるだろう」という発想から「煉化もち」となったそうですよ^^

1901年に久保兵太郎さんによって煉瓦の製法にヒントを経て「煉瓦餅」が考案され、佐野利吉さんによって煉瓦餅を製造する会社を創業されて以来、江別市の銘菓として人々に親しまれていました。ところが、1985年に製造元の廃業で一度は廃れたのですが、1993年に新しく「煉化もち」として製造が再開されたのです。

この「煉化もち」は製法にもこだわって作られていて、100%無農薬道内産もち米を使い、添加物も一切入っていません。なので日持ちしないからその日のうちに食べるのがお約束。
ふんわりとやわらかいおもちと、甘さを抑えたこしあんの素朴な味わいに、大福とはまた違う食感に独特のコシを感じて、銘菓として長く親しまれ続けているのにも納得!

冷やして食べても、少し温めてもおいしく食べれて、どちらも試してほしい!あまりのおいしさについ食べ過ぎて、あっという間に完食してしまうかも(笑)
だけど、その日のうちに食べきってしまうのはもったいないとも思ってしまう・・・。そんな時は、冷凍もできるので冷凍庫にいれて保存しちゃいましょう♪食べる時は自然解凍すればOK!

冷凍できるとはいっても、日持ちしないから本店と本店の近く以外ではあまり出回っていません。なので、買える場所が限られているし、日持ちもしないからお土産にはむいてませんね^^;
だけど、ぜひとも食べてもらいたい逸品なので、野幌町へ行くことがあるのなら自分用にゲットしてさっそく食べちゃいましょう♪^^